理科のツボとは?
理科の苦手を克服し、もう一度学び直しをするためのサイトです。
みなさん、理科は好きですか?大好きという人もいれば、大っ嫌いという人もいるでしょう。
このサイトは、理科が苦手。どうも好きになれないといった人に向けて理科のツボを伝授することを目的に作っています。理科が苦手という人と一緒に勉強をしていると、学んでいることに対して具体的なイメージが湧いていないんだろうなと思うことがよくあります。
何が問題になっていて、何がポイントなのかよくわからない。でもとりあえず、丸暗記しておこうという姿勢が見られます。学校で習う理科の授業は小学校で導入を学び、中学校では比較的細かい用語や知識を習います。そして、高校になると理屈を学んでいくというシステムになっています。
教科書執筆者としては、難しい理屈は高校生にならないと理解できないと考えているのでしょうが、明確な理由もなく、結論ばかりが教科書に羅列されることが理科嫌いを作り出す最大の原因ではないでしょうか。
かつて、私の教えていた中学生の生徒に、魚が大好きという生徒がいました。魚に関する知識は誰にも負けない。将来は、魚に関する仕事に就きたい。とまさに令和のさかなクンのようでした。
その生徒が、「先生。電気うなぎの肛門が口の近くにあるのはなぜか知っていますか?」とクイズを出して来ました。理科を教えていても、そんなことは全く知りませんでした。
令和のさかなクン曰く、かれらの体の80%は発電のための器官であり、強力な電気で周囲の魚を気絶させて食べるため、心臓や内臓だけでなく、肛門もえら付近に集めることで自分自身が感電することを避けているのだと嬉しそうに話してくれました。
その彼は、正直理科以外の科目は苦手な部類に属する生徒でした。しかし、興味を持ち、好きになった分野については、高校生、いや大学生も顔負けの知識と理解力を持ち、流暢に説明をしてくれるのです。
好きこそものの上手なれという言葉がありますが、勉強が嫌い、わからないと思っている生徒は、その科目や単元が好きではないのだ。好きになりさえすれば、どんな難しいことでも理解しうる能力を中学生ですら有するのだと思うようになり、今に至ります。
したがって、このサイトを通じて、少しでも理科が好きになり、興味をもってくださるようになれば、幸いです。